北海道社会福祉協議会(道社協)は明るく住みよい地域づくり・福祉のまちづくりをすすめるため様々な活動に取り組んでいる社会福祉法人です
〒060-0002 札幌市中央区北2条西7丁目1番地 かでる2.7 TEL 011-241-3976(代表)
【創設期前】
北海道社会福祉協議会(以下「道社協」)が実施する社会福祉関係者の研修は、道社協が各種の社会福祉施設や団体で構成されることから、同種同業者による研修が大半を占めていました。体系的な知識や技術を習得するという側面より、研究協議会や大会というかたちで、当面する問題解決のための協議として行われていました。
昭和51年、社会福祉関係者の人材育成のための研修や資料の整備、提供などをおこなう民間の社会福祉研修センターの設置が想定され、昭和56年にその具体化のための予算措置の見通しがついたことを受けて、道社協における研修事業(社会福祉施設関係研修6本、民生委員、心配ごと相談所研修3本、社協関係とボランティア関係研修各2本)の集中化を図りました。
【創 設 期】
昭和57年5月31日に社会福祉研修所が発足しました。
研修内容は、下記のとおりでした。
・北海道委託研修:新任研修5種、現任研修16種、管理者研修6種、
無資格保母のための保母試験準備講習の特別研修
社会福祉主事資格取得のための資格付与研修
・独自研修: 社協職員研修1種、民生委員等研修2種、ボランティア研修3種
・研修所研修: セミナー事業7つ
【調 整 期】
昭和61年には、独自研修の一部と研修所研修(セミナー事業)を担当課に移管しました。
当面する問題解決のための協議、実践事例を用いた研修は、体系的な研修を行う研修所の研修に適さないと判断したためです。
【見直し期】
<第1期(平成4年度)>
平成2年度の北海道地方社会福祉審議会での「社会福祉研修のあり方について」の報告に基づき、経験別・職種別などの各階層別の研修を主眼とし、研修課程を体系化しました。
<第2期(平成13年度)>
新たな福祉施策の展開や住民の福祉ニーズに応えるため、現行の体系及び内容の見直しを検討しました。しかし、これは具体化に至りませんでした。
<第3期(平成28~29年度)>
社会福祉法改正等により社会福祉法人や施設を取り巻く社会的背景が変化してきたこと、キャリアパスをはじめとした現場に求められる職員像の変化等に対応した研修を実施すべく、研修体系および内容の大幅な見直しを行いました。
また時勢に合わせた研修が実施できるよう、新たな研修の追加や単年度開催の研修事業を取り入れる等、柔軟な研修計画を立案するよう改めました。